わたくしどもは40年間にわたり、ビル管理システムに携わってまいりました。
その間、工場やオフィス、テーマパーク、公共施設、超高層ビルなど、多様なお客様へ管理システムを納入し、幅広い経験を積んでまいりました。
ビル管理システムは、監視対象となる機器・設備に各種制御機器やセンサーを取り付け、その情報をシステムに集約し、制御や異常検出を行う仕組みです。
この仕組みには、アナログ情報を扱うOT(Operational Technology)と、信号をデジタル化して扱うIT(Information Technology)の双方の技術が必要となります。
近年ではIoTの進展により、さまざまな機器がデジタル化され、ビル管理システムに統合されるようになってきました。
そのため、ビル管理システム全体を監視・制御するには、OTとITの両方を理解することが不可欠です。
長年の経験から実感しているのは、システムが大規模になればなるほど、設計、設定、配線、設置工事、試験に膨大な労力を要するということです。
さらに、規模が大きくなるほど関係部署との調整も増え、難易度は一層高まります。
特に設定作業は、数万点に及ぶ監視・制御点を一つひとつ手作業で組み込み、内容の検証まで行わなければならず、多大な時間を必要としてきました。
また、空調・照明・衛生・エネルギー・状態監視といった各分野には専門業界が存在し、全体を統合管理することの難しさも課題でした。
私たちはこうした課題に対して、一つひとつ真摯に取り組み、設計支援、設定自動化、配線工事の省力化、試験の簡便化、異なる仕様への柔軟対応などを進めてきました。
その結果、場所や環境、規模が変わっても、ブロックを積み上げるように柔軟に対応できるシステムを構築できるようになりました。
その長年の経験の結晶が、今回ご紹介する「eBloX」です。
eBloXは、エネルギーの見える化から始まり、照明・空調・衛生・ビル全体の管理までを、小規模から大規模へとブロックを組み上げるように構築できるシステムです。
これにより、社会全体が直面する人手不足や人件費・資材の高騰、ZEB・カーボンニュートラルへの対応に貢献します。
また、従来は機器製造や電気工事に限られていた企業であっても、システムインテグレーション業務に参入できるようになりました。
従来は大規模ビルや工場に限られていたビル管理システムの導入も、中小規模のビルや工場でも採算が取れる水準へと進化しています。
自動車が誕生当初は、一部の限られた人の移動手段だったものが、現在では家庭や個人に普及したように、ビル管理システムも今後、あらゆるビルに導入される存在となっていくと信じています。
ビル管理システムに関わる皆様にとって、eBloXが自社の事業拡大と社会への貢献の両輪となり、よりよい社会づくりの一助となれば幸いです。
ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ当社オフィスにて実機システムをご覧ください。
会社名 | 株式会社 ネットワーク・コーポレーション Network Corporation |
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代表者 | 馬越 伸太郎 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央8番33号 サウスコア7F |
ショールーム・サテライトオフィス | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-20-8 ベネックスS-3 1F |
設立年月日 | 1995年6月 |
事業内容 | ビルオートメーションシステム事業 データセンター事業 eBloX事業 |